個が発揮され、渦をつくり、
大きなうねりに変わる。
地元カンパニーは、そんな組織になる。
業務部 部長 | 渡邉 真貴
■ Interview
業務部 部長 | 渡邉 真貴
業務部 部長 | 渡邉 真貴
業務部部長 渡邉 真貴
長野県長野市出身、市立高崎経済大学経済学部経営学科卒業。
地元金融機関に新卒入社、融資業務を担当する。外資系金融機関で経験を積み、前職では融資審査・契約業務、新規店舗開拓業務に従事。地域統括マネージャーを経て取締役に就任。
2021年4月に当社入社。営業部および管理部、業務部の部長を務める。2024年6月19日取締役に就任。
現在の仕事について教えてください。
渡邉:肩書きは、業務部部長。地元カンパニーの「業務部」は、営業とシステム以外のほとんどを担う部門です。「地元のギフト」をはじめとした会社のサービスについて、受注後から出荷、カスタマーサクセスまでオペレーション全般を担当します。また、人事・法務・財務など、コーポレート領域のバックオフィス業務全般もカバーします。
幅広い業務を担っているんですね。
渡邉:はい。基本的には、サービス部門とコーポレート部門、双方のバックオフィス業務全般を担うと言うとわかりやすいかもしれません。
特に組織づくりについては、力を入れているところ。私は、会社の原点は「人」だと思っていて。人から人へ、“地元カンパニーらしい”考えやアクションを伝播させていって、組織全体に染み渡らせることができたら、と考えています。
地元カンパニーのビジョン「待てる世界」について、どのように考えてますか?
渡邉:「待つ」ではなく「待てる」としているところに意味があると思っています。「待てる」って、ただ受動的に待っているんじゃなくて、待つことを主体的に選択できているということ。“未来”に希望を据えることで、“現在”に楽しみを積極的に見出していこうとするスタンスというか。明日が楽しみだから頑張れる、明日が楽しみだから自分にも他者にも少しだけ優しくなれる……そんな未来に希望を持てている、“今その状態”に価値があるよ、という言葉だと思うんです。
あと、「待てる」って組織づくりにも通じる考え方かなと感じていて。
と、いいますと?
渡邉:人には、それぞれ得意なこと、苦手なことがあります。その凸凹を無理に是正しようとせず、受け容れる。そんなニュアンスも「待てる」という言葉には込められていると思うんです。何も地元カンパニーを屈強な人ばかりが集まる組織にしたいわけではありません。それぞれが、それぞれを受け容れながら、仕事という舞台で自分を思い切り表現してくれたらいい。そういう組織や社会をつくりたいと思っています。
「待てる世界」に向けて、実際に地元カンパニーではどのような組織づくりを行っているのでしょう?
渡邉:以前「葛藤発表会」という会を実施したことがあります。葛藤って、前に進もうとしても進めなかったりしている状態。それを焦って解消しようとせず、あえて噛みしめる会です。「自分はこういうことにもやもやしているんだ」「こういうことがあって停滞しているんだ」と、受け容れることで「待てる」自分に近づけるようになると思うんですよね。
そもそもどうして地元カンパニーに入社したんですか?
渡邉:夫の実家が、のどかな里山の風景が広がる長野県・長和町にあって。そこに移住してきたことが、そもそものきっかけです。それまでは外資系金融機関などで働いていましたが、移住を機にキャリアをリセットすることに。せっかくならば、これまでの金融とは異なる仕事をしたいと考えて見つけたのが、長和町の隣町・上田市に本社がある地元カンパニーでした。
入社面接で「変化を許容できるか」と聞かれて、もともと決まり切った業務を行うのが好きではなくて、変化を楽しめる自分にとっては最適な環境だと思って、入社を決意しましたね。
実際に入社してみて、どのようなことを感じていますか?
渡邉:長和町に移住した私自身、地元カンパニーに出会う前は「地理的な制約がある中でどのように自分らしく働くことができるのだろうか」「ローカルコミュニティの中でどのように自分を表現していけばいいのか」という悩みを抱えていました。今、採用面接で女性の方と話していると、かつての私のように地方ならではの選択肢の少なさに悩んでいる方に多く出会います。そうした背景もあって、女性たちの具体的な選択肢をつくっていきたいという想いは年々強くなっていますね。
私自身、地元カンパニーで働いていて、女性であることを不利に感じた経験は全くないので、地元カンパニーという存在が、ローカルで思い切り活動したいと考える女性の選択肢のひとつになればいいなと考えています。
地元カンパニーで、どんな未来をつくりたいですか?
渡邉:地元カンパニーという組織が、人のエネルギーが集まるプラットフォームになったらいいなと思っています。取り組んでいること自体はバラバラでも、一人ひとり個を活かしながら楽しそうに働いている。そんな状態が理想です。
みんな上手くいったり、いかなかったり。わちゃわちゃ奔走しながら常に動き、学び続けていく。そうする中で個から渦が生まれ、他の誰かの渦と合流して、どんどん大きなうねりになっていったらいいなと思います。
私は、一人ひとりが渦をつくれるように「その人らしさ」と仕事をつないだり、誰かの渦と誰かの渦をつないだりする役目になりたいですね。
プライベートの楽しみは、スノーボード。気候や地形など、自然のエネルギーを感じながら滑るのが気持ちいいんですよね。長女が産まれた3ヶ月後、産後の身体だったのにもかかわらず、スキー場に行って夫に子どもを預け、お昼寝している2時間だけ雪山を滑ってきたことも。今では家族みんなで毎週のようにスノーボードを楽しんでいます。
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